カンボジアの最も貧しい地区に小学校建設

カンボジアでは、つい十数年前まで、クメールルージュ(ポルポト派)が国の一部を占拠して、武力による圧政を行っていました。ポル・ポトが政権を握った76年に、紙幣は廃止され、市場は閉鎖。外国語はもちろん、音楽や歌や詩も禁止。恋愛も禁止。仏教も禁止されました。そして、寺院や仏像は破壊され、その破壊的な統治は、政権を追われた後も地方に場を移し、十数年も続きました。その間、なんと、当時の人口の約半分にあたる、300万人以上の国民が殺されたのです。

 

特に、「眼鏡をかけてる人」、すなわち知識階級の人間は、ことごとく命を奪われました。その結果、カンボジアの学校や教育制度は、完全に破壊されました。現在カンボジアには、学校のない村が3000以上あり、子供たちは、読み書きさえ習うことができないのです。

 

また、貧しい地区では、学校があるところでも、野外授業のため、雨風や照りつける太陽にさらされています。こうした現状を見て、ワールドメイトはカンボジアの最貧地域に、「屋根のある小学校」を10校寄贈しています。